老後の暮らし方で注目!「減築」で得られる5つのメリット

老後と呼ばれる時期が近付くと成長した子供たちが巣立って家から離れていくなど、家族構成も変わってくるものですよね。マイホームを建てたときに必要だった子供部屋も空き部屋となり、「家が広すぎる…」と住み替えを検討する人もいるかもしれません。

そんな老後にありがちな住まいの不満を解消すると注目されているのが「減築」。住宅の面積を増やす「増築」とは真逆の意味で、部屋数を減らし住まいのサイズをコンパクトにするのが減築です。

それでは「減築」が注目される理由をメリットとともに紹介していきます。

【1】住み慣れた地域から引っ越さなくてもいい

家族が減って夫婦2人、あるいは単身となりがちな老後の生活。広い家に住むのが寂しいと住み替えを検討する人もいるでしょう。でも、長年住み慣れた地域を離れて新しい環境に引っ越すのは、精神的に負担になるものです。

減築なら、今の土地のまま、生活に合せた住居環境に変化させることができます。愛着のある今の家から離れることなく、家族構成にぴったりフィットした住まいの形にできるリフォームの形です。

【2】階段がなくなり移動距離が短くなり老後の生活も快適

減築のプランで多いのが「2階の子供部屋をなくす」といった感じで平屋にするパターンです。

子供達が独立した後には、子供部屋は誰も使うことがありませんよね。誰も住んでいない部屋でもホコリは溜まるため、掃除は欠かせません。湿気がこもらないように、時々窓を開けて換気もする必要があります。空き部屋を管理のため、階段を何度も昇り降りする必要があります。でも、年齢とともに「階段の昇り降りがきつい」と感じるものですよね。

そんな悩みも減築で解消。減築により階段がなくなれば、転倒のリスクも減ります。老後世代には暮らしやすい住まいとなるメリットがあります。

【3】光熱費が削減できてエコな暮らしができる

住まいは空間が広いほど、光熱費が高くなります。収入が減る老後には、少しでも出費をおさえたいので月々の光熱費の負担が減るのは嬉しいことですね。

【4】建物のメンテナンス費用が少なくなる

住まいは年々劣化するため、外壁塗装、屋根塗装、壁紙の張り替えなど、適切なタイミングでメンテナンスが必要。でも、面積が広さに応じて、メンテナンス費用は高くなります。

減築で家のサイズを縮小すれば、メンテナンスにかかる費用を抑えられるメリットがあります。

【5】税金が安くなる

マイホームを持ち続けるなら、住まいの延床面積に応じた固定資産税がかかります。使わない部屋の分の面積も税金の対象になっているなんて、もったいない感じがしますよね。

減築すれば、住居の延床面積が減るので支払い額が安くなります。

◆まとめ

老後になって家族が減ると広い住まいが寂しいものになるかもしれません。ちょうど良いサイズの住宅に住み替えすれば問題は解決するのですが、ずっと住んでいたマイホームから離れたくないという気持ちもあるでしょう。

そんな気持ちを解決できるのが「減築」なのかもしれません。老後というライフスタイルにあった快適な家づくりの「選択肢」のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

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